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第3回:創造力と表現力が高まる 〜子どもたちの“ひらめき”を形にできる喜び〜

前回は、プログラミングが子どもたちの論理的思考力や問題解決能力を育てる点に注目しました。今回はもう一つの重要なメリット――「創造力」と「表現力」について深掘りしていきます。

一見、論理的なイメージの強いプログラミングですが、実はとても“アート”な側面を持っています。子どもたちは、自由な発想で「自分だけの作品」を作る楽しさを味わうことで、自らのアイデアをどんどん形にしていけるようになります。

「つくる」から「伝える」へ:プログラミングは創造の手段

多くの子ども向けプログラミングでは、Scratch(スクラッチ)などのビジュアル型言語を使って、キャラクターを動かしたり、アニメーションを作ったり、簡単なゲームを開発したりすることができます。

たとえば「自分の好きなキャラクターが動いてしゃべるアニメをつくりたい!」というアイデアを持った子が、プログラミングを通じて実際にその作品を完成させることができる。これは、単なる“お勉強”では味わえない「創作の喜び」を体感できる貴重な経験です。

しかも、その作品は他人と共有することもできます。「こんなの作ったよ!」と家族や友達に見せて感想をもらうことで、子どもたちは「伝える力」も磨いていくのです。

「0から1」を生み出す経験が、自信を育てる

プログラミングを通じて、「何もないところから何かを生み出す」という体験は、子どもたちに大きな自信を与えます。

学校の勉強では「正解」を求められることが多いですが、プログラミングでは「どんなものを作るか」「どんな方法で作るか」はすべて自由。そこに、決まりきった答えはありません。

子どもたちは、自分の中から生まれた発想や世界観を、そのまま作品にしていくことで、「自分にもできるんだ」「自分らしい表現があるんだ」という気づきを得ていきます。

これは、アートや音楽などの創作活動にも通じる大切な経験です。

チームで作る楽しさ、表現の多様性

最近では、プログラミング教室でもチーム制作やグループ発表の機会が増えています。

たとえば、「クラスで1つの大きなゲームを作ろう」というプロジェクトでは、誰かがキャラクターデザインを担当し、誰かがストーリーを考え、誰かが動作のプログラムを書く――といったように、役割分担して協力しながら1つの作品を完成させます。

こうした経験は、社会で求められる「協働力」や「プレゼンテーション力」も育てます。何より、異なる得意分野を持つ仲間と協力することで、自分とは違う表現や発想に触れ、表現の幅が広がっていくのです。

美術が苦手でもOK!「見えない作品」をつくる楽しさ

「うちの子は絵が苦手だから、創造的なことは向いていないかも…」と心配する親御さんもいるかもしれません。

でも、プログラミングには「目に見える作品」だけでなく、「動き」や「ルール」、「演出」など、目には見えにくい創造の世界がたくさんあります。たとえば、ゲームの中で「キャラクターが敵に近づいたら音が鳴る」といった細かな設定は、まさに子どもの創造の産物です。

そういった部分にも個性やこだわりが反映されており、「形のない想像力」を形にできる場が、プログラミングの世界なのです。

コンテストや作品発表の場でさらに伸びる

全国的に、子ども向けのプログラミングコンテストや発表会が増えています。これらは、子どもたちの創作意欲をさらに高める素晴らしい機会です。

自分の作った作品を人前で紹介すること、他の子どもたちの作品を見ることによって、新たな刺激や目標が生まれます。「自分ももっと面白いものを作りたい」という気持ちは、創造力をさらに押し上げてくれます。

まとめ:プログラミングは「想像する力」を「形にする力」へと変えてくれる

プログラミングは、子どもたちの中にある“ひらめき”や“空想”を、現実に形にするための強力なツールです。

学校の枠を超え、自分の好きなことや思いを自由に表現できる場所。そんな場所が、プログラミング教室や学習の現場にはあります。

次回は、こうして育まれた能力が、将来どのように子どもたちの進路や夢に結びついていくのか――プログラミングがもたらす“未来への可能性”についてお話しします。

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